珈琲屋せつ

珈琲屋せつのチョコレートケーキ
珈琲屋せつのチョコレートケーキ 珈琲屋せつの机にある珈琲豆による文字 珈琲屋せつのウインナーコーヒー
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こういうのを「喫茶店」というんだ。

高島屋のアーケードを少し外れたところに、珈琲屋せつはある。このあたりは、結構人通りもあるんだ。外観は昔ながらの喫茶店、といった感じ。ここ鳥取県米子市にも急に増えた「背伸びし過ぎたカフェ」とは一線を画す、カフェではなく喫茶店。逆に言えば、最近の若者には敷居が高いのかもしれない。でも、入り慣れていないそんな雰囲気なはずなのに、知らないわけではない。初めてなのに懐かしさすら感じさせる、タバコの煙と新聞がやたら似合うお店。珈琲好きさんのレーダーには間違いなくひっかかりそう…。

ドアを開けて店内に入ると、珈琲の香りが広がる。客に媚びるわけでもなく、失礼なわけでもない、そんな丁度良い笑顔と声量で「いらっしゃいませ」とマスターと婦人が迎えてくれる。このマスターと婦人が、また良い雰囲気なのだ。まだ口にしていないはずの珈琲が、きっと美味しいものだと、この瞬間に思わせてくれる。珈琲屋せつのご主人は、30年以上自家焙煎をされているそうだが、それを決して看板には掲げない。自家焙煎だろうが、自家焙煎じゃなかろうが、美味しいものは美味しい。お客さんが飲んでどう思うか、といった事なのだろうか? 気取った家具が散りばめられた、今風のカフェとは違い、長年培ってきた趣きは、客の年齢は関係なく、ごくごく自然と、そしてわずらわしくない程度に、心の隙間を埋めてくれる。

齢を重ねた二人組の女性は、昔のこのあたりの街並みについて、話をしていた。珈琲屋せつに来ると、昔話をしたくなるのだろうか?それとも、あれぐらいの年齢の人は、時間を問わず、場所を問わず、ついでに天気なんかも問わずに、四六時中昔話をしているものなのだろうか。

ビジネスマン風の男は、大きく足を組み、タバコの灰はこぼしまくりで、なんだか横柄な感じ。いや、決して嫌味ではない。おそらく、営業の調子が悪いのだろうか。勝手に想像していたのだが、マスターとの会話は軽快だ。そうか、この人はいっつもこんな感じなんだな、と変に納得した。

こんなに時間をゆっくり感じる事はそうそうないよ?

昔の造り、というのは、大げさに言うとタイムスリップしているような感じがする。 するとどうだろう、本当に時間がゆっくりに感じるんだよね。ほら、さっきゴクりと飲んだはずのマンデリンは、まだまだ残ってるみたいだ。君は相変わらず早口だけど。こんなにゆっくりなら、今日したい事がいっぱいできるね。そろそろ出ようか。

この街角へ行く

店舗名珈琲屋 せつ (せつ) ジャンル喫茶店、コーヒー専門店
住所鳥取県米子市角盤町1-59 電話番号0859-32-6090
営業時間8:30〜19:30 定休日水曜日
交通手段境線富士見町駅から484m 平均予算【昼】¥500〜¥999
予約不可個室なし
貸切不可 official site

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